Junko's Happy Yoga Life.

   
 

<トレランレース参戦記> 信越五岳トレイルランニング110km 2016 後編

ナマステ。

 

今日は朝からいいお天気。

朝の空気は少しひんやりしていましたが、日中は気温も上がり過ごしやすい一日となりました。

さて、前回に引き続き、、信越五岳トレイルランニング2016の参戦記後編を書いていきたいと

思います。

 

 

次の5Aは第二関門に設定されているところ。

関門制限時間の17:30までに到着しなければならない。

5Aまでの11.6キロ、4Aを出たのが13:23だったので関門制限時間まで

3時間半あるし間に合いそう。

でもなるべく貯金を作って5Aではのんびり休憩を取りたい、と思っていた。

 

4Aを出てからは林道の登り区間。雨足も強まるなか、おんたけウルトラの

コースを思い出すような砂利の林道を7キロほど登っていく。。

この後ゴールまでの余力を残しておかねばならないし、でも第二関門到着に余裕も欲しい。

暫く走っては少し早歩き…をひたすら繰り返し、レインウェアの帽子に当たる雨の音を

心地よく聞きながら、黙々と登っていく

さっきまで人の姿がなかったのに、一人、また一人、ダラダラ続く登りに疲れて歩いている

選手の姿をとらえては抜かしていく。

こんな所もおんたけウルトラの時と同じだな~、と思いながら登っていたら、

やっと林道が終わりトレイルの下りに入った。

 

何やら『もののけ姫』に出てきそうな苔がびっしりついた岩が多いトレイル。

急な下りで苔岩だなんてヒドイ~と思いながら、捻挫したら怖いので走れず慎重に下る。

さっきまでの林道を頑張って走ってきて良かったと心から思った。

遠くで「滑るので気を付けてくださーい、5Aまであと3キロです」と

大会のスタッフの声が聞こえた。

ここでゼッケン番号を確認し、無線で5Aに連絡していました。

私がここまで来たことを相方君は知って、今頃走る準備をしているんだろうなーと思っていたら、

下り終えた先に渋滞が見えた。どうやら一人ずつしか渡れない橋の様で、ここで10分ほど

待たされる

下りと吊り橋で思った以上に時間が掛かってしまったので、登りで巻き返すぞ!と

気合いを入れたのも束の間、スイッチバックの激登り!!!

き、き、キツーーーーイ  (ノД`)・゜・。

何度も足が止まる、でも頑張って登る、でも止まる…でやっとなだらかなトレイルへ。

呼吸を整えながらゆっくり進んでいたら、

「関門時間が17:00に切りあがりました!!!あと8分です!!!急いでーーっ」と

女性スタッフの声

一瞬なんのことだか頭が働かなかったけど、女性スタッフの「早く!!!」という叫び声に

身体が反応して、ダッシュしていた。

 

16:55 5A(63.1km地点)に到着。

ペーサー役の相方君の姿を探していたら、向こうから私のドロップバックを

持って近くに来てくれた。

相方君「先に進みますよね?17:00までにここを出ないとダメです。あと5分ないです」

私「え?え? トイレもいけないの??? 着替えもしたかったのに・・・

相方君「そんな時間ないです。なにを持っていきますか?必要なものだけ出して、すぐ出ましょう」

 

事前説明では関門時間は入った時間にチェック、たとえギリギリに到着しても最大15分は

エイドに滞在できると説明されたのに、何やらここでも悪天候の影響で

この先の選手やスタッフの安全を考慮して、関門時間が17:30→17:00に変更。

しかも17:00までに出なければならないという厳しい設定になってしまいました。

 

お蔭で5Aでやりたかったこと『トイレに行く、シャツを着替える、

ハイドレへのスポーツドリンクの補充』など全くできぬまま、

この先必要であろう『防寒具、ヘッドライト、熊鈴』だけをドロップバックから抜き、

それらをザックに入れる余裕もなく手に持ったまま慌てて制限時間3分前にゲートを

出るという慌ただしいペーサーとの合流になってしまいました

チェックゲートを出てから防寒具をザックに入れ、熊鈴を装着し、ヘッドライトを

頭にセットし、改めてペーサーを引き受けてくれた相方君に宜しくと挨拶し、先へ進む。

 

ペーサーと合流したからか、何だか気持ち的に元気になったのを感じた

私はこれまでの道のりの事など報告しながら、相方君は待ってるまでの出来事を報告しながらラン。

どうやら5Aの関門時間の切り上げを知ったのは、新しい関門時間の10分前ほどだったという。

ゼッケンを呼ばれてから3キロなのになかなか来ないので、

間に合わないんじゃないか、と心配していたそうです。

ツルツル岩の急下り、吊り橋の渋滞、一番苦手だった激登りの話をして、一応頑張って来たことを

アピール(笑)

待っていたペーサー達も寒さとの闘いだったようで、振舞われたカレーを食べて待っていたらしい

 

5Aで寄れなかったトイレに行きたくなり、丁度分岐に立っていたスタッフにダメモトで

近くにトイレがないか聞いたら、少し離れるけどキャンプ場の公衆トイレがあると説明された。

これから進むべきコースとは反対方向になるけど、やむを得ずキャンプ場のトイレにピットイン。

 

辺りが薄暗くなり始めたころ、舗装路に出て乙見湖を目の前にしてびっくり。

あれ?こんなに雨が降り続いているのに干上がっているよ。。。

乙見湖を背にして階段をひたすら登る。

苦手な階段をやっとの思いでクリアして、走りやすいトレイルに。

陽が落ちてきたのでヘッドライト点灯し、先に進む

膝はいよいよ誤魔化しがきかない痛みに変わってきてるけれど、まだ走れる足が

残っていたので、ここでもなるべく走る。

雨が強くなる中、おしゃべりランをしながら進むと、ウォーターエイドに到着。

ここでお湯があったので、冷えたカラダを温めるためにお湯を飲む。

陽も落ちて気温も下がってきたので、持ってきた防寒具をレインウェアの下に着た。

あったかい

「大丈夫、まだ頑張れる!」と持ち前のポジティブな気持ちが壊れることなく黒姫の裾野へ。

 

「信越五岳はとっても走りやすくていい大会だよ。」

という噂の要素は今のところゼロでしたが、この先もそんな走りやすいトレイルに

出会うことはありませんでした。

むしろ散々なコンディション

 

山の上からトレイルに雨水が流れ落ちてきて、もはや沢。

まるで沢登りでもしているかのように、常に泥水に足が浸かっている状態が続く。

大きな泥の水たまりが池のようにはだかり、その中をドボドボ進む。

『この先 沢注意!』という看板があるところも水に浸かって、「ここがもう沢だよ…」と

突っ込みを入れながら進む始末。

しかも沢を横切る場面では水量が増し濁流と化している

対岸までロープが張っていて、そのロープを伝いながら沢を渡るとひざ下くらいまで増水していた。

他の選手のブログを見ても同じような会話をしていたんだなと思ったのですが、我々も

「このレース、何だかアドベンチャーレースみたいだねー、出たことないけど・・・」なんて

会話をしながら進みました

黒姫の裾野とはいえ、結構登った感覚はあります。何とか登りをクリアして、ドロドロの下りへ。

この先はずっとドロドロの田んぼのようなトレイルか、沢登りか、、、

とにかくずっと足が水に浸かった状態は続きました。

ペースはだいぶ落ちただろうけど、膝の様子を見ながら走れるときは走るようにする。

「こんな所…一緒に走ってくれて本当に有難う!!」とペーサーに感謝の気持ちを伝えながら

進むんでいたら、やっと6A(81.0km地点)到着。

食欲がなくて、お味噌汁だけいただく。すごくおいしい。

 

第三関門の時間まで貯金が少ないので、休憩もそこそこに6Aを出る。

緩やかな登りの続く舗装路を進みトレイルへ。ここも走れる緩やかな登りが続くけれど

歩くことも多くなってきた

それでも何とかお喋りランをしながら進むと戸隠神社の参道へ。

この辺で私に異変が起こる。どうやら胃腸をやられたようで、気持ち悪い。

胃がムカムカ…吐きたい気もするけど、出てこない。

うーん、なんだろう?とこの気持ち悪さの正体に気付かないまま、戸隠神社の神聖な空気を

感じる空間を先に進む

6Aから7Aまでは6キロしかないので、あっという間に7A(87.0km地点)到着。

 

7Aでは無理やりバナナを食べて、次の8Aまでも5.3キロしかないので早々にエイドを出る。

のんびりした休憩は第三関門である次の8Aで取ろう、という事を二人で話していました。

気持ち悪いな~と思いながらも進んでいたら「もうすぐエイドですー」というスタッフの声。

あっという間に8A(92.3km地点)到着。

 

ここでトイレに寄り、お湯を頂き、シャリ玉を無理やり食べてみる

気持ち悪くてどうしようもないけど、食べて吐いた方がラクになるのではないかと思った。

 

ここからは瑪瑙山がカットされ、エスケープコースを通ってゴールを目指すので、

残りは約10キロほど。関門制限の10分前に8Aを出発。

相方君に「もう完走は確実だから、無理しないで進みましょう」と励まされる。

 

瑪瑙山とは逆方向に進みドロドロ水の流れる下りを下り、林道へ。

この林道も足をしっかり上げないと進めないような田んぼのような道だったり、

いつ捻挫してもおかしくないような感じ。慎重に早歩き(笑)

そんなことより私は気持ち悪くて仕方がない。

残り5キロとなったところで、ペーサーがゴールまでの距離をカウントダウンしてくれた。

やっとゴールだ。もうすぐだ

「わーい

そう声を発したときに急に吐き気を催し、リバース…。

ここからゴールまで何度かリバースしながら進み、同時に雨が強まる

 

ゴール数百メートル手前からは、バケツをひっくり返したような土砂降り。

これはきっと歓迎の雨だよね?なんて、最後まで会話を楽しみながら、

最後まで心の支えとなってくれたペーサーと手を繋いでゴール

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気持ち悪すぎて、涙は出ませんでした(笑)

 

コースカットされて103キロの旅でしたが、今の私の実力にはやっとの思いでゴールできた

距離でした。まだまだ精進せねば

 

でも辛いとか苦しいとかの思い出はなく、大変なレースだったなぁ…というのが感想です。

そして何より、完走できてよかったです。

スタッフや関係者の皆さん、我々選手が安全に走れるように寒い雨の中での待機や

サポート、本当に有難うございました

そしてペーサーの相方君にも心から感謝です膝が痛くなっても気持ち悪くなっても

忍耐強く私のペースをギリギリのところで管理してくれて、サポート力に脱帽です。

いつかウルトラを一人で完走できるように、膝が治ったらまたトレーニング再開したいと

思います