Junko's Happy Yoga Life.

   
 

<トレランレース参戦記> 信越五岳トレイルランニング110km 2016 前編

ナマステ。

 

早くも10月半ば…。あと半月もすれば紅葉が見ごろを迎えるのでしょうね。

今日は北海道旭川などで初雪が観測されたようで、明日にかけてさらに積るそうです。

さすが、北国は冬の訪れが早いですね~。

東京でも今夜あたり 木枯らし一番が吹くとか・・・

季節外れの暑さを感じても、着実に季節は移り変わっているのですね。

 

さて、もう一か月も前の事になるのですが、今年絶対走りたいと思っていた

『信越五岳トレイルランニング110km』に出走してきたので、そのことを

記しておきたいと思います

 

新潟・長野県境にある5つの独立峰(斑尾山、妙高山、黒姫山、戸隠山、飯縄山)を

総称して信越五岳といい、それぞれの山を繋ぐトレイル(110km)を駆け抜けるレース。

このレースに参加した人に感想を聞くと、

「とても走りやすいふかふかトレイルで景色も壮大で素敵なレースだよ!」と

多くの人が大絶賛しているので、走力がついてきたら一度は出てみたいと思っていました。

 

が、今年のレースは前日から降り続く雨で、大会始まって以来の終始雨に見舞われるという…

景色を楽しむどころか、泥んこをいかに攻略するかの大会となりました。

これが私の100kmを超える初の大会となったのです。

 

9月17日(土) スタート前日

お昼過ぎに現地に到着。

食べログで評価の高いお蕎麦屋さんでランチを済ませ、宿泊場所の

斑尾高原ホテルにチェックイン。その後レースの受付へ。

 

ちょっと雨が止んだので、今のうちに記念写真を撮る(笑)

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ゼッケン等を受け取り、真っ先にニューハレのブースに向かう。

実は三週間ほど前に膝を痛めてしまい、それが治らないままの参加となってしまったので、

ニューハレのブースでテーピングのアドバイスを貰いたかった。

症状を一通り説明したら、ニューハレのスタッフに

「どうしても痛かったら、無理するのはよくない…」と言われましたが、

それでも最後の手段として…と、テーピングの秘策を教えてもらう

最終手段を使うことなくゴール出来ればよいけど、一応準備はしておこう

 

3:30pmからのコースガイダンス、ペーサー説明会に参加し、その後ウェルカムパーティーへ。

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とにかく炭水化物をたっぷり食べて、翌日のレースのためにエネルギーを補給。

それにしてもすごい人、人、人

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そして歓迎の太鼓の音が心臓を打つ。明日、ちゃんと走れるかな…

なんだか急に緊張してきた。

 

会場の賑やかな雰囲気を包み込むように、外は静かに雨が降り続いていました。

 

9月18日 5:30 am スタート

頑張るぞー!!という私のやる気とは裏腹に、外は冷たい雨。

ドロップ用の荷物を預けて、まだ少し時間があったのでスキー場の屋根で雨宿り。

ペーサーの相方君に「膝の事を気にしないで走るんですよ、自分は5Aで待ってますからね」と

ハイタッチで元気をもらい、10分前にスタート地点へ。

熊鈴を装着して、スタートを待つ。

このレースで私が心配しているのは膝だけではない。

山に入るのだから当然クマとハチにも注意する必要がある。

クマは鈴で「私はここにいるよ~、近づかないでね!」とアピールできるけど、ハチはそうはいかない。

刺されないように祈るのみ

色々考えているうちに、レースがスタート。

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後で気づいたことなのですが、、、私はどうせ遅いから…と後ろの方に並んでいたつもりが、

その後ろにどんどん人が並びはじめ、結構前の方にいたらしい(笑)

先は長いので、スタートゲート通過後はのんびり進みました。

 

スタート後すぐに坂道を登っていくところで、自分の鈴の音が聞こえないことに気付く。

手をまわして確認すると、着けたはずの鈴がない どうやらすぐに落としてしまったらしい。

「あーあ、、どうしよう、高かったのに…」と残念な気持ちで走っていたら、

ゲレンデを横切るところに、なんとスタート地点で見送ってくれた相方君が登ってきて

応援してくれていました。

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「早速鈴を落としてしまったよ~」と一応報告。そして二度目のハイタッチ。

次に会えるのは5A(63.1km地点)なので、そこで元気に会えるように頑張らないと!と

気合を入れなおしました。

 

暫く進んで、フラットな狭い林道を走っていたら、何やらブーーーンと羽音が。

足元に目を向けると大きなハチが数十匹飛び交ってる!!!

きゃ~~~っ

刺されたら大変と思い、逃げるようにスピードアップ。

すると道端でポイズンリムーバーで応急処置している選手が一人、、、また一人、、、。

どんどん増えて、私が確認しただけでも20人は超えていたと思われます

自分はどこも痛くないので、とりあえず避けられたらしい。ひとまず…ホッ…

そのあとも道端でポイズンリムーバーを使っている集団がいたので、

1Aまでに二か所でハチが出たことになりますが、私は被害なくすり抜けられたようです。

その後マイペースで進み、ほぼ予想通りの時間に18.5km地点の1Aに到着。

 

クエン酸ドリンクを飲み、バナナを食べてふと前を見ると、山の登りで渋滞しているのが見えた。

まだ疲れていないし、休憩はサクッと切り上げて山の登りの渋滞に並ぶ。

スタートしてから雨はずっと降り続いていたのですが、ここから先ずっとこの雨の影響で

私は追い詰めれていくことになる。

 

1Aから2Aまでは斑尾山を登って降りるコース。距離も5.4キロしかないのですが…

雨でトレイルはドロドロ…踏ん張っても踏ん張っても足を取られてなかなか登れない。

屈強な男子が滑り落ちて来るのを避けられずに、さらに団子になって滑り落ちる人たちまで

出て来る始末。

何とか頂上までたどり着いて、今までの遅れを取り戻さねば!と思っていたのも束の間。

深刻なのは下りの方でした。。。ドロドロのぐちゃぐちゃのトレイルで走るどころか、

皆さん歩くことすらままならず、お尻で滑ったり、転んで滑って行ったり、

踏ん張ったまま動けずにいたり…

渋滞が出来たまま殆ど動かない。これはどうしたものか。

最初は登りで余計な脚力を使って疲弊した筋肉を休めよう、と渋滞におとなしく並んでいましたが、

どこからか「このままじゃ関門やばいんじゃないか…」という会話が聞こえてきて、

ハッとする。

こんなところ晴れていればきっと10分15分くらいで降りていけるところだろうに、もう何分ここにいる???

時計を見て危機感を感じ、止まっている人の横をすり抜けながら、何とか滑るように降りていく。

脚で踏ん張るのをあきらめて、お尻で滑っていく人が多い中、私は不思議と転倒することなく

降りていけました。

ただ一度、転倒して滑り落ちてきた女性を避けきれず、巻き込まれて転倒した以外は

このレース中転倒することがなかったのは、日頃のヨガのお蔭かもしれません。

予想タイムより30分も遅れて2A(23.9Km)に到着。

ここでバケツに用意されたかぶり水用の水で泥だらけの足を洗い、

飲物とお目当ての巨峰を3粒とバナナで補給しトイレに入った。

この後の山も斑尾山と同じような感じだと大変だと思い、先を急いだ。

 

2Aから3Aは袴岳を登り林道を駆け抜けるコース。

雨は弱まるどころかどんどん強まる中、袴岳へ。予想通りトレイルはぐちゃぐちゃ

もうまるで田んぼに足を突っ込んでるみたい。でも関門時間を意識するとこんなところで

足を取られてはいられない!!とにかく足を前にだす。滑ってなかなか前に進まなくても、

「大丈夫、私はこの最悪なコンディションは得意なはず。」と自己暗示をかけながら

登っていく。

自己暗示の甲斐あって(笑)、あっさり山頂に到着し下りが始まる。

『ここの林道は走りやすいから飛ばし過ぎに注意してください。ここで足を使い切ると、

そのあと完走が危うくなります』と前日の石川弘樹さんのコースガイダンスでのアドバイスが

頭をよぎる。

でも正直今はそんなこと気にしている場合ではないほど、私は追い詰められていた。

5Aの関門に間に合わないと、ペーサーで待っている相方君に申し訳ない…

ただその一心で心拍を上げ過ぎないように、いや、正直飛ばしていたような気がするが、

ただ前に前に、足を出して進んだ。

遠くで選手が一人転んだのが見えた。

あそこは滑るんだな…とペースを下げた時でした、、これまで関門時間だけを気にしていたので

膝の事をすっかり忘れていましたが、右膝にちくちくと違和感を感じ始めました。

気付けばもう30キロ超えている。少し前までの膝の具合を考えれば、良くここまで持ったなと

感心するほどでした。

膝の違和感を自己暗示で何とかしてみようと試みる。

「今、私は膝に鍼を打っている…。鍼で治療を受けながら走っているんだ。だからきっとよくなる。」と。

不思議とふっと痛みが消えて、自分でも驚いていたら3A(38.5km地点)に到着した

エイドに用意されていたトマトを頬張っていたら、悪天候のため最後の瑪瑙山がカットされ

エスケープコースに変更になったこと、これにより距離が110kmから103kmに変更になったことを

告げられる。

瑪瑙山カットは残念だったし、それに伴う距離短縮も残念だったけど、

膝がいよいよ違和感を見せ始めていたので、少しほっとした気持ちもありました。

とにかく完走したい。

 

3Aからは関川沿いをひたすらゆるゆる登っていく。

途中暑さ対策のかぶり水もバケツにたっぷり用意されていたけれど、弱雨で気温も高くないので

かぶり水は今回ばかりは誰も見向きもしない。

関川沿いは歩きたくなる誘惑にかられるけれど、ここで走るのと歩くのとでは

完走に大きく影響する、と誰かのブログに書いてあったので、とにかくゆっくりでも走るようにした。

だらだら続くゆるい登りで、つい余計なことを考えてしまう。そう、膝の痛み。

まだ痛くない、とか、なんか痛い気がする…とか

ダメだ、ダメだ、膝の事を考えるな!と思考をかき消す。この区間はこの繰り返しだった。

舗装路が終わってトレイルへ。

ここでも四つ這いになった選手が泥んこになって上から滑り落ちて来る…。

一体どうなっているんだ、今回の大会は(笑)

私の履いていた靴、アカシャは泥んこにも負けず大活躍。

私を無事第一関門の4A(51.5km地点)に連れて行ってくれました。

4A(51.5km地点)ではスタッフに笹寿司を勧められるも、

何となく食べる気がしなくてバナナとブドウを食べる。

後で思うと、ここでしっかり食べておけば、のちに胃腸をやられずに済んだのかもしれない。

今回のレースで初めて腰を下ろして休憩した。

(今振り返ると、腰を下ろして休憩できたのはここのエイドのみでした。)

 

ここで次のエイドで待っている相方君にメールを送る。「4Aついた」だったかな…。

全身びしょ濡れで、身体が冷えてしまうと嫌なので、簡潔に。

トイレに寄った時間も含めて、10分ほどの休憩でエイドを後にする。

あと12キロでペーサーと合流できる。関門にも間に合いそう。

でも少しでも早くエイドに到着できるように・・・この後も私の奮闘記は続きます。

4Aからゴールまでの奮闘記は後日またアップしたいと思います

 

長くなりましたが、読んでくださってありがとうございます。

途中写真が一切ありませんが、雨がひどくて写真を撮れませんでした。。

後半もお楽しみに